2022.01.12
【夫婦のお名前】
妻[ちか] 夫[たろう]
【現在の家族構成】
妻、夫、長女4歳、長男2歳
【現在のご職業】
妻[事務]、夫[メカニック]
【勤務形態】
妻[正社員、※現在は時短勤務]、夫[正社員]
【勤務時間】
妻[9:15-16:00]、夫[9:00-18:00]
【職場までの通勤時間】
妻[1時間半]、夫[30分]
【現在のご年齢】
妻[36歳]、夫[35歳]
結婚をしてからずっと妊娠を希望しておりましたが、2年が経ち、その間に子どもを授からなかったため、そろそろ病院に行った方が良いのかな?不妊治療をした方が良いのかな?と考えはじめたのがきっかけです。
その時のお互いの年齢は、私が29歳で、夫が28歳でした。
我が家の場合は、病院を受診をする前に、夫婦2人で今後について話し合いを行いました。実際に決めたことは下記のような内容です。
・『子どもができなくても2人で暮らしていこう!』という、気軽な感じでスタートしようと方針を決めました。
・不妊治療は治療費が高額になることも想定していたので、クレジットカードの支払いにしてマイルを貯めておいて、子どもができなかった場合はそのマイルで旅行に行こうと約束しました。
・家の隣駅に不妊治療専門の病院があったことを知っていたので、その病院に通うことにしました。
不妊治療を受けることは、職場には伝えずに通院を開始しました。
勤務時間などは変更せず、時間休の制度(時間単位休暇)を利用したり、有休を利用したりして、通院の都度やりくりしていました。
不妊治療を受けていたことは、主人も職場には伝えていないと思います。
病院の診療は予約制でした。朝7時半からWEB予約が開始されるので、いつも朝早くに予約の画面を開き、診療開始時間の8時半付近の予約を取って、時間休を使って遅れて出社していました。
朝の予約がとれなかった場合は、会社を退勤した後に通院していました。
病院は夕方6時が最後の予約枠ですが、混み合っている日などは診療時間が遅くなることもあったので、22時くらいに診療してもらったこともあります。
通院以外の工夫だと、妊娠しやすい体質づくりや体調を整えることをしていました。
喫煙をしていたためタバコをやめ、体を冷やさない様に足首を温めたり、よもぎ蒸しに通ったりしました。
不妊治療の病院には、一人目の子どもができるまでに3年は通っていたと思います。
治療の時に使用していた薬などは忘れてしまったのですが、
タイミング法→人工授精→体外受精→顕微授精で、徐々にステップアップしていきました。
身体を調べる検査では、夫にも協力してもらい、フーナーテストや精液検査も行いました。
私が受けた検査では子宮卵管造影法が記憶に残っています。
最初の方に行った検査の中では一番痛かったと思います。
けれど、その後ステップアップをして、排卵誘発をして採卵をしたときに、子宮卵管造影法の検査はまだ痛みが優しい方だったんだなと感じました。
採卵は全身麻酔をして行ったので術中の痛みはありませんでしたが、麻酔が切れた後からかなり痛みを感じました。
採卵は全部で3回しました。
採卵した受精卵は凍結せず戻したものと凍結保存をしたものがあります。
凍結保存した受精卵は2つです。
凍結せずにそのまま戻した受精卵は残念ながら着床せず、凍結保存をしていた受精卵で胚移植を行った時に着床し、32歳の時に1人目の子どもを授かることができました。
その後、長女がある程度大きくなった時に、保存していた残り1つの受精卵も戻すことにしました。
胚移植の結果無事に着床し、今は2人の子どもに恵まれました。
凍結せずそのまま戻した受精卵は着床せず、凍結しておいた受精卵は2回とも着床したので、凍結した受精卵が私の体に合っていたのだと思います。
最初の子どもができるまでに実際に支払った額は、助成制度を活用して100万円ほどかかり、2人目も胚移植をしたためプラス50万円ほど、トータルの治療費は150万円ほどだったと思います。
私の職場は時間休の制度があったこと、有給がとりやすい環境であったことが良かったと思います。
上司が女性だったので、聞かれた時は不妊治療をしていることを打ち明けようと思っていましたが、時間休を利用しても誰も何も聞いてくる人はいませんでした。
不妊治療を打ち明けることは私にとっては勇気がいることなので、治療について話すことにならなくて良かったと思います。
独自の妊活を続けているのではなく、夫婦二人で話し合って、早めに病院を受診したことも良かったと思いました。
ちかさん夫婦は、病院に通いはじめる前に夫婦で方針を決めてから不妊治療を開始したとのことでした。時間休を使うなど、色々な工夫をお聞きすることができました。
取材のご協力ありがとうございました。
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