2020.03.02
体の冷えは血流の悪循環につながり、卵巣や子宮の機能にも影響を及ぼします。
全身を温かく保つには、体の末端から温めていくのが有効です。
自宅で行う「足の末端から温める“ハイランジ”」、
職場で行う「手足の“フレックス&ポイント”」、
移動中に行う「太陽神経叢(たいようしんけいそう)を刺激」の3つのストレッチを紹介します。
体に無理のない程度に行いましょう。
▼プロセス1:スタートの姿勢
太ももの外側に手を当ててまっすぐに立つ。
▼プロセス2:一歩踏み出す
片方の足を前方に出す。
骨盤が床に対して平行になっていることを意識すること。
▼プロセス3:膝を曲げていく
息を吐きながら膝をゆっくり曲げる。
膝は直角に曲げ、後ろ足はしっかり蹴り出すこと。
▼プロセス4:両手を上げて呼吸をする
息を吸いながら両腕を持ち上げ、胸を開いて3〜5呼吸する。
反対の足も同様に、5セット行う。
NGの姿勢
膝がかかとより前に出ないようにする。
また、首が反り返って呼吸がしづらくならいように。視線を斜め上にするとよい。
▼足首・プロセス1:スタートの姿勢
床に座って足を伸ばし、指先を上に向ける。足首を体側に曲げる。
▼足首・NGの姿勢
膝が曲がったり、指先が左右に向いたりしないようにする。
▼足首・プロセス2:足首を伸ばす
指先を前方に向けるよう、足首を伸ばす。
5セット行う。
▼手・プロセス1:スタートの姿勢
腕を伸ばし、反対の手で指先をつかみ、手首を体側に曲げる。
▼手・プロセス2:両手を組む
両手の指を組み、握りしめる。
▼手・プロセス3:刺激する
両手の指4本で握手し、ニギニギとする。
それぞれ気持ちいいと感じる程度に繰り返す。手首や足首は、腰や肩などの筋肉や関節にも連動しているので、疲労解消にも有効です。
▼プロセス1:刺激するポイントの位置
手を開いて一番沈んだ部分がポイント。
▼プロセス2:ポイントを刺激する
ポイントに反対の手の親指を当て、残りの指は甲側に包むようにまわす。
親指を気持ちよいと感じる程度の強さで押し込む。5〜10秒。反対の手も同様に行う。胃腸などの不調にも効果的なポイント。便通を促すのにも役立ちます。
《 監修 》
梅澤 友里香(うめざわ ゆりか) ヨガティーチャー
“強く美しくしなやかに”“内側から輝く心と身体”をモットーとし、それぞれの身体や体質、心に寄り添った、人生そのものである“生きるヨガ”を提案。
WSや厚生労働省主催をはじめとした大型イベントの講師、監修の担当、プログラム開発を行う。
▶HP https://yurika-umezawa-yoga.com