2020.07.27
妊娠後期に入る28週ぐらいから、出産入院に必要なものや、退院後すぐに必要となる赤ちゃんの物品などの検討を始め、体調や精神的なゆとりを考えて妊娠36週までに済ませておくようにしましょう。
買い物に行く前に、まずリスト作成を行い、パートナーや家族に付き添ってもらうか、時間をかけて少しずつ買い足すなど、体に負担をかけないよう気をつけてください。また、インターネットを利用して購入する方法もおすすめです。
すべてのものがそろったらすぐに使うものは、バッグの上の方に収納するようにしてまとめ、玄関などの分かりやすい場所に置いて、家族に伝えておきましょう。陣痛や破水が突然起こった場合や、外出先などで破水してそのまま病院へ直行することになった場合でも、家族がバッグの置き場所を把握していれば安心です。
母子手帳、健康保険証、印鑑、入院先病院の診察券などは、入院に必ず必要です。
すぐに取り出せるように、分かりやすい場所にまとめておきましょう。
入院中にあると便利な身の回り品をご紹介します。病院によっては、用意されているものもありますので、事前に確認をしておきましょう。
①パジャマ
前開きで透けない素材のものを用意しましょう。授乳や悪露で汚れることもあるので、2枚以上は必要です。おなかを締め付けず、ゆったりしたものにしましょう。
②カーディガン
冷暖房対策用として用意しましょう。
③授乳用ブラジャー・インナー
片方ずつ開閉できる授乳専用のものか、フロントホックのものを2~3枚用意しましょう。乳帯などでも代用可。
④産褥(さんじょく)ショーツ
股のクロッチ部分が開閉できるようになっている専用のショーツを2~3枚。(大きめの生理用ショーツでも代用できます)
⑤ティッシュペーパー
病院で準備している場合もありますが、1箱準備しておきましょう。ウエットティッシュもあると何かと便利です。
⑥タオル
洗面などに使うフェイスタオルを2~3枚、赤ちゃんをくるむのにも便利なバスタオルを1~2枚用意しましょう。
⑦ガーゼハンカチ
授乳の時や、赤ちゃんのお口ぬぐいとしても使います。
⑧スリッパ
裏が滑らないタイプを選びましょう。脱いだり履いたりするのが面倒なものは避けましょう。
⑨靴下
産後、授乳などで下肢が冷えるので、靴下が必要です。2~3足用意しましょう。
⑩入浴・洗面用具
髪の毛が長い人は邪魔にならないようゴムや髪留めの準備もあると望ましいです。
⑪ポリ袋
ゴミ袋や整理袋として使います。家族や産院に洗濯ものを頼む時などにも有用です。
⑫リップクリーム・ハンドクリーム
病院は、乾燥しがちです。赤ちゃんのお世話で手を何度も洗うので、ハンドクリームがあると便利です。
⑬筆記用具
赤ちゃんの様子、教わったことなどをメモするのに必要です。
①ベビーウェア・肌着
赤ちゃんにとって記念すべき初めての外出着です。季節に合ったものを用意しましょう。おくるみ(アフガン)もあると良いでしょう。
②ベビーシート(または新生児から使えるチャイルドシート)
自家用車で帰る人は必ず必要です。
③自身の退院用の服
体形はまだ戻っていませんので、ゆったりしたものを準備しましょう。もちろん、入院時に着てきた服でもかまいません。
また、下記の記事では、ダウンロードや印刷をして活用できる出産準備アイテムリストを公開していますので、出産準備の参考にしてみてくださいね。
(▶関連:出産準備アイテムリストを活用して新しい生活に備えよう!)
《 監修 》
濵脇 文子(はまわき ふみこ) 助産師
大阪大学大学院医学系研究科招聘准教授。
助産師・保健師・看護師。
産前産後ケアセンターヴィタリテハウス施設長。
はぐふるアンバサダー。
妊娠から産後まで、一人一人に寄り添い幅広くサポートを行う。
また、自治体や企業とマタニティーソリューションの事業構築や講演・執筆活動、専門職の教育研究にも携わる。
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