2020.09.14
一般的に、「出産準備」に対する男性と女性との意識の差は非常に大きいといわれています。
女性は、体の変化に伴い、体調の管理から職場への連絡・調整・引継ぎが必ず必要になってきます。
それに対して、男性はどうでしょうか?
体に変化のない男性は、今までの生活が大きく変わるわけではないので、出産準備も「自分ごと」になりにくいのです。また、「今日、飲んで遅くなるから」、「今度、大きなプロジェクトを任されるかも」といった発言も、今までと同じようなことができずに我慢を強いられることが増えた女性からすると不公平に感じることもあるでしょう。
女性は不公平と感じながらも、やむを得ないことであると頭で理解しようとして、夫にその「モヤモヤ」を伝えずに溜めこむ方も多く、そこが発端となり夫婦仲の悪化にもつながりがちです。
これから父親になる男性にとって大事なことは、いち早く「出産」に対する準備をし、夫婦でこれからのことを話し合う時間をとりながら、お母さんのモヤモヤを吐き出す機会を作っていくことです。
「はぐふる」では、その話し合いのきっかけとなる「お父さんができることシート」を作成しましたので、これから何をすればいいのかをイメージしながら夫婦の会話の時間を作ってほしいと思っています。
「お父さんができることシート」は、「妊娠中」と「出産から退院後」の2つに分かれます。
そして、「妊娠中」の項目には「身体的なサポート」と「精神的なサポート」、「出産当日までに要確認」があります。
お父さんとお母さんでそれぞれチェックボックスを設けていますので、まず先にお父さんが『自身ができること』をチェックしてみましょう。そしてその後、お母さんが望んでいることをヒアリングしてチェックをつけ、各項目を見比べてみてください。お父さんができるサポートと、お母さんが望んでいるサポートに、ギャップがうまれていることに気が付くかもしれません。
出産後に限らず、子どもが成長していく上で、夫婦で会話をする機会は頻繁に訪れます。その時に覚えておいてほしい3つのポイントを紹介します。
① 会話に勝ち負けをつけない
意見がぶつかると、自分の意見を押し通すために、相手の意見の否を突き、自分の意見の正を通すために勝ち負けを意識します。ただ、夫婦の会話の場合、勝ち負けは必要ありません。互いに打ち負かされたという印象を与え相手の機嫌を損ねてしまったら、その後の生活に影響してしまいますからね。
② 相手の話は最後まで聞く
相手が話す内容に、いくら異論があっても、話をさえぎることをしてはいけません。さえぎるという行為は強い「拒絶」のメッセージとして相手が受け取ってしまいますので、最後まで話は聞きましょう。
③ 意見の違いを受け入れる
同じものを見ていても、注目している部分が違うということはよくあることです。お互いの意見の違いに出合ったら、「それは、違う!」と思うのではなく、「へぇ、そんな見方もあるんだ」と思うようにして、視野の広がりを受け入れましょう。その上で、落としどころを見つけていくようにしていきましょう。
夫婦の会話量は、後々の夫婦仲にも影響してきますので、早いうちから心地よい会話ルールを自分たちのものにしていくことが重要です。
《 監修 》
斎藤 哲(さいとう さとし) 家族療養カウンセラー
パパの子育てを応援するウェブメディア「すいっち」編集長
パパコミュニティ「オレの育児スタイル」主宰
NPO法人オトナノセナカ代表
株式会社グループライズ代表
2児のパパでもあり、チャイルドカウンセラーの資格を持ち、パパの子育てという分野で幅広く活躍中。
▶HP https://switch-kosodate.com/